女性用化粧品を男性が使用してもいいの?極潤肌ラボ、なめらか本舗 他
女性用化粧品を男性が使用しても問題ありません。また逆のパターン、つまりメンズコスメを女性が使用してもOKです。例えば、LGBTの方々も自分が「使いたい」と思うコスメを使用しとてもきれいですよね。
「ジェンダーレスコスメ」として性別の垣根を超えたコスメも登場しており、化粧品を性別で区別する時代はなくなる可能性もあります。
しかし、男性と女性では「社会的に」異なる点、注意すべき点がありますので解説していきます。
女性用化粧品と男性用化粧品の違い
女性と男性の肌質で大きく異なる点は実は「無い」とされています。強いて言えば、男性は男性ホルモンの影響を受けるため、皮脂腺が活発、つまり脂性肌傾向になりがちです。しかし、脂性肌と乾燥肌の対策は基本的に同じ(保湿成分の補給)なので、スキンケア方法で異なるところはありません。
ただ「社会的に」異なる点があります。それは、日常メイクの有無です。
女性は毎日、社会的にメイクをせざるを得ません。またそれを好んでおこなっている方ばかりです。メイクをすればそれを「落とす=クレンジング」という行為が必要になり、必然的に皮膚にかかる負担が大きくなります。従って、その後の基礎化粧品はより保湿に特化した油分ベースで肌を保護する乳液・クリームタイプのものが多くなります。
またワンブランドで化粧水・乳液・クリームと種類も多い点は女性化粧品の特徴と言えます。
対して男性はメイクを行わず、かつ男性ホルモンの影響を受けて皮脂が毎日たっぷりと分泌されるため、アルコール系・メントール系のさっぱり感が強い化粧品が主です。
また男性用は化粧水のみ、あるいはオールインワンタイプのみであることが多いです。「なぜメンズコスメはアルコール系のものばかりなのか」と怒りを顕にされている方が多いようですが、こうした理由があるからです。
従って、こだわりがなければ男性は男性用化粧品を使うべきだと言えます。ただ、女性用でも男性用でも基礎化粧品において必要なものは油分ではなく「保湿成分」なので、本質に特化した化粧品であればどちらでも構いません。
ジェンダーレスコスメの登場
BOTCHAN
こちらは「BOTCHAN」という2018年、SNS等で話題を集めたメンズコスメです。そしてその話題を広げたのは主に「女性」です。
SNS映えする画期的なデザイン、「使いたい」と思わせる魅力あふれた名称とパッケージ。男性の中性化が進む日本で、女性からのプレゼントや、美容に興味を持っている男性をターゲットとした新感覚なアイテム。
BULK HOMME
男性のスキンケア心をくすぐる、BOTCHANとはまた異なるデザインが魅力のBULK HOMMEは、多くの著名人・モデルが愛用するメンズコスメです。「アルコール感」が当たり前だった従来のメンズコスメとは異なり、フルーティでアルコールとはまた違う清涼感でさっぱりします。
女性用化粧品を検討している方の多くは「メンズコスメ」というだけで嫌悪感を持っていることでしょうが、実はこうして差別化をはかって展開しているメーカーも増えてきています。解説したように、やはり「メイク」ということを考えると、女性用よりは男性用のコスメを使ってケアすべきであると感じます。
メンズコスメの選び方
化粧品は、男性用・女性用と分ける必要があるために分けられています。トイレと同じく分ける必要がないものをわざわざ分けたりしません。
メンズコスメの多くが鼻を突き抜けるようなメントール系の刺激成分たっぷりだったり、あまり使いたくない気持ちもわかりますが、女性用は刺激が少ないだけで油分たっぷり、毒性は両者も変わるところがありません。
安全性が高く、有効成分も含んだ化粧品はそれなりに値段も釣り上がります。しかし一定額以上のメンズコスメとなれば、むしろ女性用に比べ美容・美白成分を余分に含んでいないため、基礎化粧品としての価値は高いと判断できます。
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