UNO UVパーフェクションジェルを評価~通常タイプとの比較
「UNO UVパーフェクションジェル」は、パーフェクションシリーズに「UV機能」を搭載したメンズ用のオールインワンコスメ。
同シリーズの通常タイプ(クリームパーフェクション)との大きな違いは、医薬部外品であること、紫外線吸収剤を含みUVケアまでトータルでカバーできることです。しかし、寝る前などに日焼け止めを塗る方はいませんから、多機能=便利ということではありません。
※男性の場合は特に、その機能や化粧品が持つ働きを理解しましょう。
またパッケージに「肌荒れ」「ニキビ」に関する予防に対する働きが記されているものの、毒性成分の多さ、紫外線吸収剤を含み油分過多である点、香料や色素など「雰囲気作り」の成分が多い点など、安全面で気がかりなところがあります。
UNO UVパーフェクションジェルを使った率直な感想
まず開封した瞬間の人工的な香りにビックリします。シトラスグリーンの爽やかな香りは、ヘアワックスかと勘違いしてしまうほど強く、正直「基礎化粧品」という印象は持ちませんでした。ここに違和感を最初に感じてしまう方は多いはずです。
商品を悪く言うつもりはありませんが、ある意味で「UNOらしい」、ドラッグストアコスメを代表する典型的なメンズコスメの一例です。
「メントールの爽やかな香りがするメンズコスメは苦手だ」「香りや清涼感ではなく中身が良い化粧品を探している」という方にはおすすめできません。
ただ塗布感については悪くなく、日焼け止め独特の香りが苦手な男性でも問題ないと思います。従って、基礎化粧品ではなく「日焼け止め」として使う場合はベストマッチといえるでしょう。
「日焼け止め」はそもそも肌に悪いものなので、粉浮きや白浮きしない使用感を重視する場合、UNO UVパーフェクションジェルはおすすめです。
化粧品の色、香りなどから、春先~夏にかけた日焼け止めプラスαのメンズコスメと評価できます。
全成分と毒性
【有効成分】
トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム
【その他の成分】
L-グルタミン酸ナトリウム、L-アルギニン塩酸塩、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、無水ケイ酸、精製水、エタノール、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、1,3-ブチレングリコール、メチルポリシロキサン、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、軽質流動イソパラフィン、オキシベンゾン、ポリプロピレングリコール、2,4,6-トリス[4-(2-エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン、濃グリセリン、カルボキシビニルポリマー、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、l-メントール、トリエタノールアミン、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ジブチルヒドロキシトルエン、キサンタンガム、エデト酸二ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、香料、青色1号
色が付いているものは、毒性判定辞典においてその判定がある成分になります。ご覧の通り、8割近くが毒性を持つ成分です。ただ、そのほとんどが1%未満の配合であるため、全体の割合でそれを判断することができません。
しかしここまで全成分のうち毒性を構成する化粧品もまあ珍しく、未だに色素(青色1号)を配合している化粧品もゾッとします。
このクリームの色は、自然の成分同士が混ぜ合わさってできたものではなく、あえて色を付けているという意味です。
色素はもちろん肌に有害で、これがメイキャップ等「お化粧道具」であれば話はわかりますが、基礎化粧品として含まれるべきかどうかは疑問があります。また強烈な香りを構成する香料もまた、何が「香料」として含まれているかブラックボックス。使い続ける怖さはあります。
UNO UVパーフェクションジェルの購入可否
UNO UVパーフェクションジェルは、いわゆる低価格帯の大量生産型の化粧品。成分の安全性や、乾燥・肌荒れ・ニキビ等への予防も期待は薄いと言えます。
唯一数値における信頼ができる「SPF30・PA+++」という紫外線の防御指数です。日焼け止め独特の香りや肌への滞留感が無い点は評価することができ、塗布することでむしろ清涼感も得られます。
「基礎化粧品」として、その働きを評価することは正直難しいものの、「日焼け止め」としては使いやすく容量も多い、普段使いにもってこいの防御指数と言えます。
ブランド名 | UNO UVパーフェクションジェル |
化粧品分類 | オールインワン |
メーカー | 株式会社資生堂 |
価格 | 880円 |
内容量 | 80g |
使用目安 | 2ヶ月 |
取扱店舗 | 全国のデパート、Amazon等の通販 |
公式サイト | https://www.shiseido.co.jp/ |
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