ニベアメンオイルコントロールローションUVの口コミ!就寝前の利用は不可…意外と使い勝手が悪い
ニベアメンオイルコントロールローションUV(SPF20/PA+)は、男性の肌のべたつき・テカリを抑えながら紫外線の予防もできる化粧水。通勤などの短い時間であればスキンケアと併せて手軽にUVケアが可能で、日焼けやシミ・そばかすの生成を防げます。
クリーム状の日焼け止めとは違い塗布時のべたつきを一切感じないため、「紫外線対策はしたいけど、クリーム状の日焼け止めはべたつくから使いたくない」「日焼け止めを買うのがそもそもめんどくさい」という男性におすすめのメンズコスメです。
ただし、オイルコントロールローションUVは日焼け止めの性質を持っている以上、紫外線を浴びることがない就寝時や風呂上がりに塗布する化粧水ではありません。また、オイルコントロールローションUVはエタノールによる肌への刺激が強いメンズコスメですので、乾燥性敏感肌の人にはおすすめしにくいメンズコスメとなっています。
使い分け、利用シーンを正確に理解した上で手に取るべきアイテムです。
脂性肌対策&UVケアを兼ねた万能メンズコスメ
皮脂吸着成分として配合されたヒドロキシプロピルシクロデキストリンは、グルコース同士が特殊な繋がり方をすることで内部に油溶性の成分を取り込む「包接」という特徴を持つ成分であり、余分な皮脂や汗を吸着して肌を快適に保ちます。
紫外線吸収剤としてはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル・フェニルベンズイミダゾールスルホン酸の2種類が配合されています。紫外線吸収剤は、塗布箇所に照射された紫外線を化学反応によってエネルギーに変え放出することで、紫外線が肌の内部に侵入するのを防いでくれます。
UVケアのために含まれる紫外線対策成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線反射剤」がありますが、ニベアメンオイルコントロールローションUVには紫外線吸収剤が利用されています。これは正直のところ「かなり肌に悪い成分」ですが、化粧水と混ぜ合わせることができたり、肌なじみがよく、使い勝手のよい使用感にするために配合される性質があります。
逆に紫外線反射剤を使うと、肌には良いのですが白浮きしてしまったり、ニベアメンのように化粧水に含ませたオールインワン型にはできなくなります。ですからある程度の毒性があることは覚えておきましょう。
ニベアメンオイルコントロールローションUVでスキンケア
紫外線吸収剤であるメトキシケイヒ酸エチルヘキシルは劣化しやすく、容器は日光から成分を守るために不透明であるため中にどんな液が入っているか分かりません。
日焼け止めではありますが、手に取ってみると通常のオイルコントロールローションをかく拌したときのような乳白色の液体が出てきます。手に伸ばしていく際の感覚も非常にオイルコントロールローションと似ているため、使いやすいです。ただし、手に伸ばしている時点で強いアルコール臭が漂うため、敏感肌にはきついメンズコスメであることも分かりました。
皮脂吸着成分は通常タイプよりも少ないため、比較をすればややしっとり目に肌が仕上がります。べたつき・テカリ自体はしっかりと抑えられていますが、紫外線対策ではなくサラサラ感を求めるのであれば、通常タイプを使った方が満足度が高いでしょう。
ニベアメンオイルコントロールローションUVだけで紫外線から肌を守れるの?
紫外線の防御指数は「SPF20・PA+」であり、日焼け止めの中では予防力が弱い分類に入ります。しかし、5~9月の紫外線シーズンの間、通勤・通学時などの日常使いとして、午前・午後・夕方と塗り直しをすれば十分対策できます。
もちろん、照り返しが強いゴルフや海、リゾート地への海外旅行などで塗布する日焼け止めとしては効果が弱過ぎるため、SPF・PAの濃度が高い日焼け止めを準備して下さい。
全成分から見た安全性と使用可否
水、エタノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、PEG-25水添ヒマシ油、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、BG、グリセリン、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、メントール、ジラウラミドグルタミドリシンNa、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-2Na、水酸化Na、フェノキシエタノール、香料
注目すべきはエタノールが多く配合されているという点。通常の日焼け止めにエタノールがここまで配合されることは無いため、ベタつきや脂性肌でも使いやすいUV化粧品を探している方には最適と言えます。もちろんそれに伴う危険性も考える必要があります。
「化粧水+日焼け止め」はコスパが高いわけではない
ニベアメンオイルコントロールローションUVは、通常タイプのオイルコントロールローションにUVケア機能を追加したメンズコスメ。通常タイプよりも皮脂を抑えている実感は薄いものの、肌を快適な状態に保ちながら紫外線から肌を守ってくれます。
しかし、これはあくまで「日焼け止め」の性質が強いため外出時以外で使うことはできません。夜寝る前や日常のスキンケアなど、紫外線対策をする必要がないタイミングで塗布するべき化粧水ではありません。
日焼け止めとしての効果も、「優れている」とは言い難く、UVケアまでスキンケアに気を遣う余裕があるのなら、日焼け止めを別に準備した方がよいと言えます。
ニベアメンをAmazonで購入するブランド名 | ニベアメンオイルコントロールローションUV |
化粧品分類 | 化粧水 |
メーカー | 花王株式会社 |
価格 | 500~800円(税込) |
内容量 | 100ml |
使用目安 | 2ヶ月 |
取扱店舗 | 全国の薬局にて購入可能 |
公式サイト | https://www.niveamen.jp |
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