【メンズ向け】無印良品の化粧品は男性が使っても大丈夫?
無印良品の化粧品は、肌質別に分類され、数は多いものの消費者目線でとても選びやすくなっています。結論から言うと、無印良品の化粧品を男性が使用しても問題ありません。
ただ、いくつかの注意点と、自分自身の肌への誤解を解かないと、男性の場合逆に肌を傷付けてしまうことがあります。
無印良品の化粧品は肌を綺麗にするために使えない
「無印良品ブランド」のイメージはすごくクリーン。
- シンプル
- オーガニック
- 安価
- 安全
そんなイメージを持っていることでしょう。パッケージも飾らず、それがむしろ高品質、高級感というイメージを沸かせます。
ただ、無印良品の化粧品は残念ながら肌にとって「良いもの」ではありません。
具体的には、毒性の合成成分やポリマー類、「安全」をPRするコスメに配合されることがまずない成分の配合が目立ちます。
もちろんこれらは化粧品を生成する上で必要不可欠ではありますが、専門家や本職で化粧品の開発に携わっている方が見れば、とても「肌に優しい」「高品質」というイメージは抱かないでしょう。
実はコスパは悪い、無印良品の化粧品は割高
また、無印良品の化粧品は意外と高いです。
男性用で言うと、アラミスラボやプラウドメン、クワトロボタニコなどが有名で、そこそこの価格ですが、1回当たり、1ヶ月当たりのランニングコストで比較すると、実は大きな大差はありません。
しかし、無印良品シリーズは大手コンビニに取り扱いがあるので、緊急時にすぐ買うことができるという大きなメリットがあります。また、大きさが「小・中・大」と分類されているので、トラベル用やその日限りで使う場合に助かります。
化粧品の品質は残念ながら高くありませんが、「利便性」について高く評価できます。
男性が無印良品を使う場合の注意点
無印良品の化粧品は男性が使っても全く問題ありません。ただ、無印良品が提唱している使い方はおすすめできません。

基礎化粧品とは、つければつけるほど肌に良いというものではなく、「肌にとって不足している成分を補うもの」です。従って、この図表の通り化粧品を買って肌に塗布すれば、ほぼ100%栄養過多により肌荒れやニキビができます。
なぜその化粧品が必要なのか、どんな肌トラブルが理由でその化粧品を使うのか、しっかり理解した上で購入してください。
無印良品化粧品 シリーズ別の比較
無印良品から発売されている化粧品は、敏感肌用・バランス肌用(混合肌)・エイジングケア・オーガニックと4種あります。これらを全て実際に使用し、評価検証を行いました。
男女問わず使用できますが、種類も多いため自身の肌に合ったものを選ぶことが出来なければかえって肌を傷付けることにもなります。無印良品の商品は全て販売店舗にテスター(試供品)が並べられているため、そういったものも活用していきましょう。
敏感肌用
敏感肌用は、さっぱり・しっとり・高保湿・薬用美白・オールインワンとあります。非常にサラッとしていて使用感は悪くありません。ただ、「敏感肌用」にしては毒性成分の配合が多く、肌荒れ・炎症の危険性があります。痛い・痒いと感じたわけではありませんが、配合バランスは敏感肌用でないのは確かです。
薬用美白については、美白目的でなくても補給が難しいビタミンC誘導体が含まれているため、ニキビ・肌荒れ予防、シミ・そばかす予防、アンチエイジング対策として幅広い活用ができます。また、界面活性剤が配合されておらす、さっぱりと使い心地が良い点も評価できます。ただその分、価格も他の化粧水に比べ倍近くなります。
バランス肌用
どういった点がバランス肌(混合肌)向けなのかは分かりません。毒性成分、ポリマー類の配合が目立ち、スキンケアとしては評価し難い配合バランスです。
オールインワンタイプについては、ポリマー類を多く配合しているため、本当に忙しいときはこれ一本で対策できます。「安全性」つまり、スキンケアとしての美容効果はイマイチ。安く・その場しのぎに対策できるのが強み。繰り返しますが、「バランス肌用」としての根拠はイマイチです。
エイジングケア用
シワ・シミなどの老化現象(エイジング)をケアするタイプ「エイジングケア」。他の、敏感肌用・オーガニック・バランス肌用と比べると、保湿効果や肌の保護効果がある成分も多めです。
ただこちらも毒性成分、合成界面活性剤など目立ち、使用にあたって注意が必要です。
オーガニック
オーガニックタイプはいわゆる「オーガニック」ではありません。
毒性成分・合成成分・防腐剤もろもろ化学的なものがたくさん配合されています。オーガニック機関の認定もありません。
オーガニック=敏感肌というイメージがありますが、肌に優しいと評価できず、むしろ敏感肌の方は使わない方が無難でしょう。香りはさわやかですが、肌の滞留感が強くおすすめできません。
ただ、肌馴染みはよく、オーガニック独特の「キシキシ感」を感じます。ベタつきも少ないので、男性・女性問わず使えると感じます。
無印良品コスメの共通点
・毒性成分の配合が比較的多い
どのシリーズもかなり毒性は高く、必ずパッチテストを行うべきです。特にオールインワンはポリマー類が「大量」に含まれています。
・シリーズで化粧品を統一する必要はない
「敏感肌用」でも毒性がかなり強かったり、「オーガニック」でも防腐剤や合成成分が多分に含まれています。化粧水、乳液、ブースター、とシリーズを統一させて無理にスキンケアをする必要もありません。
・公式HPの手順通り使用する必要はない
必要なものを、必要なときに塗るという基本的なスキンケアで十分です。全て買い揃える必要もなく、「化粧品を使わない」というのも選択肢です。
・持ち運び用、トラベル用である
無印良品ブランドは、お世辞にも「肌に良い」とは言えない配合です。持ち運び用や出張用として使うものという印象。日頃のスキンケアに使う基礎化粧品としては品質が低めです。
全体的な印象として、化粧品としての質の低さを感じました。無印良品のイメージもあってパッケージから「かなりシンプルな配合になっているんだろう」と感じていたのですが、毒性成分や合成成分、防腐剤がたくさん入っていて驚きました。確かに、質感や香りは良いのですが、スキンケアとして毎日使っていくものと仮定すると、選択肢からは外れてしまいます。
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