柑橘王子スキンコンディショナー化粧水の口コミ!安くて大容量という評価だが実態は?
柑橘王子スキンコンディショナーL(化粧水)を実際に使って試してみました。まず目をひくのは500mlという大容量、柑橘やハトムギを中心とした植物エキス主体の成分配合です。
1日2~3回、適量使っていたら半年~1年以上は保たせることができます。金欠気味のサラリーマンや大学生にとってはありがたいでしょう。
ただ、化粧品は使えば使うほど肌に良いわけでもなく、惰性で使うものでもありません。化粧品は「生物」ですから、500mlという大容量だとそれだけ多くの防腐剤が配合されていることになります。普通の水も開封して半年~1年経ったものは飲めませんよね。
「飲まない、肌に塗るのだから問題ない」という理論も意味不明です。
特にこの柑橘王子は、柑橘エキスやハトムギエキス、その他植物エキスを10種以上配合しています。「植物エキス」「天然エキス」と聞くと、イメージは良いですが、それだけ腐りやすいということでもあります。ここではそういった点に注目しながら、柑橘王子の実態に迫っていこうと思います。
柑橘王子を実際に使ってみました
白くサラサラで、油分感はありません。ただ、植物エキスを多く配合している割には、何となく「化学臭」というか、自然界のニオイではない感じがしました。どちらかというと臭いです。肌に馴染ませるとより一層そのニオイが顔に広がり違和感を感じますが、香水のように滞留することはありませんでした。
大容量でも使い続けるのが意外と苦痛で、途中で捨ててしまう人も多いかもしれません。化粧品の香りは、意外と使っていく上で重要なポイントだったりします。ちなみにこの柑橘王子は「無香料」ですが、成分独自のニオイが混ざり合っているため、このように「有臭」ではあります。ニオイや化粧品の感触は、成分だけでは分かりません。
なお、使い勝手については普通の化粧水と同じで特筆すべき事はありません。乾燥や肌への実感は「普通」です。保湿成分として肌の潤いを保つセラミドやヒアルロン酸などは含まれていませんが、普通肌の方や、夏場のちょっとしたスキンケアであれば問題なく使用できます。
逆に厳しい冬場を柑橘王子で乗り切れるかというと微妙なところ。となると、この大容量ボトルを使い切ることが難しくなってきます。
よくTVなどで「やすい化粧品を浴びるように使うのが良い」と放送されたりしますが、科学的な根拠は一切ありません。
「安いほうが成分が少なく安全」という誤解も多く、あれを鵜呑みにするとかえって肌が乾燥傾向になったり、肌荒れ・吹き出物が多くなることでしょう。
柑橘王子の全成分から見る使用可否
【全成分表示】
水、グリセリン、BG、ハトムギ種子エキス、ドクダミエキス、セイヨウトチノキ種子エキス、カミツレ花エキス、ハマメリスエキス、トウキンセンカ花エキス、アルニカ花エキス、ローズマリー葉エキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、セイヨウオトギリソウエキス、サンザシエキス、ナツメ果実エキス、グレープフルーツ果実エキス、リンゴ果実エキス、オレンジ果汁、レモン果汁、ライム果汁、スクワラン、クエン酸、クエン酸Na、尿素、加水分解ダイズタンパク、サリチル酸、PG、PEG-40水添ヒマシ油、メントール、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー、フェノキシエタノール
成分の中で注目すべきはやはり、植物エキス類の多さです。ハトムギ、ドクダミ、マロニエ、カミツレ、ハマメリス、トウキンセン花、アルニカ花、ローズマリー、など。化粧品に配合されることの多い代表的な植物エキスが含まれ、毒性判定を受けているものの、安全性については高いと見て良いでしょう。
最も毒性が強い分類の判定が出たものは「PEG-40水添ヒマシ油」のみでした。これは合成界面活性剤の一種ですが、乳化剤の中でも安全性が高いものとして知られています。香料やパラベンも含まれていないため、自然派設計のメンズコスメと評価できます。
しかし冒頭も触れたように、この大容量ボトルの品質を安定させるために防腐剤はそれなりに配合していることが分かります。パラベンは含まれていませんが、同じ目的であるフェノキシエタノールは含まれています。肌に不安がある方は必ずパッチテストなりを行い購入しましょう。
柑橘王子シリーズは、東急ハンズやLOFTなど、中級ラインのメンズコスメが販売されている店舗であれば見つけることができます。
ブランド名 | 柑橘王子スキンコンディショナーL |
化粧品分類 | 化粧水 |
メーカー | コスメテックスローランド株式会社 |
価格 | 1,080円 |
内容量 | 500ml |
使用目安 | 3~6ヶ月分 |
取扱店舗 | 通販、東急ハンズ、LOFTなど |
公式サイト | http://www.c-roland.co.jp/ |
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