【男性用】コンシーラー、BBクリームって何?使うと肌がきれいになるの?
コンシーラーやBBクリームを使う男性が非常に増えています。しかし「流行っている」「みんな使っている」という事実だけを見て、間違った使い方をしている方がたくさんいます。
コンシーラーやBBクリームの目的は大きく3つ。
①ニキビ跡、青ひげ、シミ、そばかすを隠す
②化粧の下地・ベースメイク
③肌を明るく見せる、メイキャップ
そして、男性に最も多い誤解が「基礎化粧品」との区別です。基礎化粧品とメイキャップ化粧品(コンシーラー含む)は全くの別物。「①」で「隠す」を強調したのは、そのニキビ跡が治ったり、症状が緩和する化粧品ではないためです。またコンシーラーやBBクリームは使えば使うほど「肌に悪い・負担がかかる」ものです。
女性としては当前すぎてあくびが出る話ですが、男性にとっては目から鱗という方も多いでしょう。決してコンシーラーやBBクリームの存在を否定したいわけではありません。最もお伝えしたいのは、各化粧品が持つ「目的」です。
「肌を綺麗にしたい(スキンケア)」のか、「肌を綺麗に見せたい(お化粧)」のか、これによって使うものは全く変わってきます。コンシーラーは後者に当たりますので、当てはまる人だけ続きを読んで下さい。
【男性向け】コンシーラーやBBクリームを使うと何ができるの?
コンシーラーを使うことで、シミ・そばかす・毛穴の黒ずみ・青ひげ・くま・ニキビ跡などを「隠す」ことができます。
女性はメイクのことを「お絵かき」と表現しますが、まさにそのイメージ。顔全体がキャンパスで、その上に絵の具を塗り、顔を作っていきます。従って、肌に良いか悪いかで言ったら、悪いです。
しかしその見返りとして、肌を綺麗に「見せる」ことができます。
コンシーラー・BBクリームの使い方や、参考になる商品は女性向けのサイトを参考にして下さい。当サイトで男性にお伝えしたいことは、コンシーラー・BBクリームに対する「正しい理解」です。
余談ですが、「化粧品を使えばシミが消える」と勘違いしている方は男女問わず多いはずです。しかし、消えません。男性の場合は、このコンシーラーを使えばシミが消えると、想像力豊かな方もおります。それくらい化粧品の使い方・役目は浸透していないようです。
コンシーラー・BBクリームを使えば「確実に」肌の老化が早まる
コンシーラー・BBクリームはいわゆる「スキンケア」のアイテムではありません。肌を綺麗に見せるための塗料です。
顔は人間の皮膚の中で粘膜の次に弱く・薄い特性を持っており、外的な影響を受けやすくなっています。だからこそ乾燥・脂性・ニキビ・シワなどの悩みが出てきて、基礎化粧品やスキンケアに関する商品が数多く発売されています。
コンシーラーやBBクリーム自体は肌に良いものではなく、絵の具なので普通の洗顔では落ちず、肌の代謝活動を阻害し、トラブルを招くものでもあります。
ではなぜ女性はコンシーラー・BBクリームを使うのか?
これは男性にはわからないポイントですが、「常に」綺麗でいたいからです。
男性にもこの考えが徐々に浸透してきていますが、多くの方は「今」このニキビを隠したい、青ひげを隠したい、というピンポイントの悩みで使う方がほとんどです。
コンシーラーやBBクリームに限らず「お化粧道具」は使い続ければ確実に肌は老化の一途ですが、女性にとってそれは最早関係ありません。女性にとっての「自分の顔」はすっぴんの顔ではなく、メイキャップ用品を駆使して作り上げた顔が「自分の顔」なので、肌が老化している実感もなく、老化したらまた強力な化粧品を買って対策をするので構わないのです。
男性はコンシーラー・BBクリームを使うべきではない
目的が無い限り、男性にコンシーラーやBBクリームは不要です。その大きな理由として2つ挙げます。
①油分が多い
コンシーラーやBBクリームは油剤を基調に作られています。男性の肌は女性よりも2倍近い皮脂量が分泌されるため、顔面に油剤を塗布すると油分過多になりニキビや肌荒れ、酸化に伴うシミや乾燥を誘発します。男性の肌に乳液やクリームが適さないのも、これらが「油分補給」を目的とした基礎化粧品であるためです。必要以上の油分は肌を傷付ける原因になります。
②毒性が高い
コンシーラーやBBクリームはいわゆる「肌に良いもの」ではありません。食べ物で表すなら、基礎化粧品は【野菜・果物】、コンシーラーやBBクリームは【揚げ物・ケーキ】。
実際にBBクリームやCCクリームの全成分を解析してみるとどれも毒だらけなのが分かります。男性の肌は皮脂の分泌量も多く危険にさらされる機会が多いため、コンシーラーやBBクリームによるケアは逆効果になることがあります。もちろん、シミやニキビ跡を「隠す」ことはできますが、それ以上の肌の負担を覚悟しなければなりません。
コンシーラーやBBクリームを洗い落とす「クレンジング」も必要で、手間暇を考えても男性には適さないのです。
男性向けコンシーラー・BBクリームまとめ
男性のあなたがコンシーラーやBBクリームを使用する場合は、必ず「目的」を持って使うようにして下さい。
- 青ひげを隠したい
- ニキビ跡を隠したい
- ニキビを隠したい
- シミを隠したい
- くまを隠したい
- 肌を明るく見せたい
- 女装したい
あくまで例ではありますが、ここに挙げた悩みを解決できる道具であることは確かです。しかし毎日毎日惰性で使うものではないということも覚えておきましょう。目的を見失い、何となく使うような毎日になってしまうと、そのニキビ跡やシミがより濃く・深くなったり、コンシーラーに含まれる合成成分の影響で肌が溶けたりします。
個人的な意見としては、男性は日頃の「スキンケア」を充実させ、肌としての基礎を高めていくことの方が、長期的な目線で見た時に必ずプラスになると思っています。コンシーラーは「その場限り」の諸刃の剣です。
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